らんすーみき
じゃない、らんちゃん。
高橋 藍
19歳、日体大2年。 188センチ。バレーにしては大きくない。
クォーター。母親が日米のハーフ。 名前は出藍の誉れからかと思ったけど、ベースボールから。 兄が塁、走るのラン、とか。 あ、要らん情報だわね。
春高バレーでよく見てたわ。 いつの間に全日本入り? というか、今回の大会が正式での国際戦デビューってことだわね。
*春高の時 キャプテンマークつけてるね。
今の全日本には大学生が2人。 昔、ミュンヘンを目指していた時に嶋岡という学生が全日本にいて、あの地獄の逆転劇のブルガリア戦で最後に打って決めたのが嶋岡。 倒れたまま裏返ったゴキちゃんのように手足バタバタして喜んでた。
ということで、今、学生の二人が全日本入り。
らんちゃんの特徴は、自分で拾って打ちに行くという技。 これ、バレー経験者じゃないとわからないほど凄い。
アタッカーはサーブレシーブしたくない。 レシーブすると体勢が乱れて攻撃に入るのが遅くなる。 遅くなると開くのが少なくなって助走距離が減るから。
ただ、バレーの基本は「拾って打ちに行く」らしい。 それはわたしが高校の時に監督が言ってたこと。 自分で拾って持っていかんかい、と。
石川選手が19歳でデビューした時、徹底してサーブを狙われた。 石川つぶし。
その後、石川は海外に渡って、拾って打つ、を身につけてきた。
らんちゃんは、中学の時にリベロをしていたので拾うのには抵抗なかったみたい。 今回のネーションズリーグでもしっかり拾って打ちに行ってた。
 *レシーブするらんちゃん。腕が「面を作ってボールの軌道に直角に」というお手本のような形。これ、もうバレーボーラーの本能なんだよね。 肩をきちんと入れて、と。手首はくっつけるだけでいい、って。 鮎原こずえのように、手を組んでないでしょ。
右は今故障中のサウスポー西田。西田はすでに助走に入る直前。 西田がエースだったけど離脱。紅白戦で捻挫。見たけどかなり足首ぐんにゃりしてた。やばいやつ。靭帯断裂。わたしもしたやつ。 足首ガード、なぜしない?
安定のサーブレシーブは敵側も狙いにくい。 らんちゃん、リベロ、となるとあとどこを狙うのか、と迷う。
らんちゃん、188センチ。 石川、191センチ。 西田、186センチ。
日本のエース達はちっちゃい。
あとはスピードしかない。
海外では200センチ級が自在に動く。 日本でいうなら高橋健太郎(202センチ)ぐらいが、バックでも自在に動けるか、というと無理。 日本人は小型の民族だもの。
女子もそう。 180センチがエース。黒後、古賀。(地元出身)。 石川の妹が174センチ。
海外女子は190センチ越え。
石川兄がポニーテールしたら石川妹になるほど似てる。 石川兄のほうが可愛いけど。 石川妹は兄の弱点を見てたのか、しっかり拾って打ちに行ってる。
機動力しかない、と中田監督がとにかくいスピード練習をしたらしい。 古賀がいっときより、ずいぶん速い動きをするようになった。 大きいトスが得意だったけど、速攻、ダブルBに近いものにも入ってくるようになった。
男女、ともに小型だけどスピード、と。 それにはサーブカット。
だから、らんちゃんが重宝される。
石川とらんちゃんの打ち方がよく似てる。 それもそもはず、らんちゃん、石川を目標にしてきたとか。 西田もそうだけど、跳んですぐ打つ。
清水は大砲だったけど、見てて遅いと思った。 あれじゃ、相手のブロック完成してしまうからよくシャットアウトされてた。 でも、ここ一番、と頑張ってた。
清水も34。 怪我と離婚(中島美嘉)を乗り越えてまた復帰。 精神的支柱かな。五輪経験者は彼だけ。 わたしは、清水、前から好きな選手。これからも応援。
それにしても、あれだけ弱かった男子バレーがそこそこ頑張るようになって嬉しいな。
五輪にも出れず、大会があっても1勝できたらいいほうだった時期が長かった。
石川、西田、らんちゃん、大塚、と逸材が出てきてそこそこいい時代になったのかも。
外国の中継で女性解説者がらんちゃんが決めたあと、
「タカハシ〜〜ウホ〜  」
「ウホホ〜  タカハシ〜ソーファースト〜  」
と言うのがいい。
ネーションズリーグ。 がんばれ、だよ。 本来は、16カ国を、ホーム、アウェイを繰り返して、国を転々してやるリーグで体力、気力が必須。 時差ぼけもするだろうし。
今回は疫病のせいでイタリアでずっとするから体力的にはよかったかも。 コートチェンジ、ボールボーイ、ラインズマンなし。
昨夜はフルセットに持ち込んで勝利。 オランダには対戦数が少ないとしても20年以上ぶりの勝利だったとか。 オランダは五輪に行けないけど、日本チームに拍手を送ってた。 礼儀正しいね。
今夜は、ロシアか。 どうだろ。
バレーボールについての雑談でした。
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