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えありす万華鏡*
ゲーマー・イラストレーター・音楽家、時に愛国者。どれも自称だけど。万華鏡のようにクルクル変わる日々をえがきます。since2001.9.18
25年、迷子の映画
この実話はニュースで知っていた。


でも、この映画がザッピングして観てるこれだと、あとから気づいた。

ザッピングでしかも、途中から。
お世辞にも綺麗とは言えないインド人の子供が駅をさまよっているシーンから観た。

なんだろう?
このばっちい世界。
いやいやインドだし…(ごめんインド)

インドはIT先進国。
そういう面もあるけど、いまだ残るカーストで貧富の差は激しい。
汚物を素手で処理する仕事の人たちもいまだいる。
『不可触民』と呼ばれる人たち。

国というのはさまざまな面を持ってるのは確かだろうけど、ここまで酷いのはそんなにない。
マハラジャから不可触民まで。
それがインド。


そういう背景のあるインドの地方の駅で、一目で貧しいと思われる裸足の男の子がさまよっているシーン。
駅、線路…
効果的。

まだストーリーの把握ができていない。
でも、この子が切なくいい笑顔をする。


インドは同じ言語ではないらしい。
チャイナがそうであるように、地方で違うのでこの子が大人たちに何か言っても通じない。


夜も働く兄の仕事についていった彼。
眠くなってつい乗ってしまった列車は何日も走った。
降りた駅。
兄を探すが見当たらない。
彼は迷子になっていた。

駅で大人に聞くけど忙しい大人たちは、はなにもかけない。
言葉も通じない。
駅の構内で路上生活する子どもたちからダンボールをもらった。
ゴミあさり。とにかく生きる。

優しそうなおばさんが風呂とご飯を提供してくれたが、危険を察知し彼はそこを脱出。
おそらく人身売買。


それにしてもこのインドの雰囲気。
川でゴミや牛と一緒に沐浴する人たち。
これがずっとインドの風景の象徴なのだろうか。


この実話、1986年ぐらいからのこととか。

この30年ほど携帯電話が出たりネットが普及したりするぐらいで、ごろんと世の中がかわるほどのことはない。
インドではずっとこんな感じなんだろうなあ、と。
戦争までインドは英国の植民地。


主人公の子供は迷子として処理され、間も無くオーストラリアの夫婦に養子として迎えられた。
そこで何不自由なく成長した彼。
大学でさまざまな人と出会うことでアイデンティティーの模索が始まる。

母親はどうしているだろうか。

同級生が、迷子の情報をお母さんは知ることができるだろうか、と。
「母は文盲だ」と答える彼。


しかし探すあてもない。
断片的な景色の記憶。

そこで彼はグーグルアースで探すことに。



列車に乗った日にち、当時の列車の速度。
自分が迷子と認定された駅からの距離を計算。
この範囲内に故郷がある。

着いた駅で見上げた給水塔。

母親は裏山で石を運ぶ仕事をしていた。

たったそれっぽっちの記憶で彼は探す。

母を探すのは育ての親に悪いのだろうか。

アイデンティティー、実の母とのこと。今の親のこと。

彼は悩む。

やがて、彼はグーグルアースで見つけることに。

そして、家族の後押しにインドへ旅立つ。
記憶と合致する景色に彼の足もはやる。

貧しい小さな村の家々の間を早足で自分が住んでいた家までたどる。
子どもの頃の彼と今の彼を織り交ぜながら家へと進むカメラワークは観ている側にも思いがこみ上げた。

住んでた家は空。近所の人に聞くけど彼はインドの言葉を話せない。
近所の人が母親を探していれた。


母親と再会。

映画はこの再会で終わるけど、実際のその場面も流れる。
母親は「いつか帰ってくるかもしれない、とこの村を動かなかった」と。
彼があの時付いていった兄は、あの日、列車にはねられて死んだそうな。
きっと弟を探すので頭がいっぱいで列車の接近に気がつかなかったのか。


この本人、実は自分の名前も村の名前も間違ってたのよね。
あいたたた…

5歳。日本人の子ならこんなことないけど。
確実に自分の名前、親の名前いえるし書けるし。


日本人の5歳と貧しいインドの子供の5歳は違うんだよね。
戸籍もないかもしれない。

年間、5万人もの子供が失踪するインド。
人身売買、臓器売買。

この子の幸運は奇跡。

映画のタイトルは

『ライオン』25年目のただいま

本当の名前はライオンという意味だったんですって。
本人はこんな男前じゃないけど…

e0040938_12440961.jpg


彼を養子にした夫婦。
ブラピとかがたくさん養子を迎えていたけど、欧米人ってけっこうそんな富豪がいるのね。

で、その養父母の考えが
・子供を産む能力が夫婦にはあるが、子どもを増やすより今いる不幸な子どもを幸せにしたほうがよいのではないか、という。

うーん。
なんかすごいわ。
日本人には真似できない。

色々なことを盛り込んだ映画だったわ。
オーストラリアの映画だそう。

インド映画ならバーフバリ、だわね。




コメント

日本では、とても信じられない話ですね。

でも後進国では、そんなに珍しい話ではないかもです。インド語?って共通でないなんて初めて知りました。日本でも方言はありますが標準語だと分かりますものね。

母国語で話す、聞く、書けることは当然と思っていました。

この国にコロナの感染が広がらないようにと願うばかりです。
[2020/03/29 23:49] URL | のん子 #Xlf.8pIU [ 編集 ]


えありす様

観ました。
実話なのが凄い。
何て話だろうと。
運良く、養子に迎えられたけど。

お兄さんちゃんは亡くなっていて。
最後にお母さんと逢えたのは、良かった。

こうした映画を観ると、
日本はあらゆる点で恵まれていると
しみじみ感じます。

都内は、
都民が外出しない様に、
恵の雪でした。
日本は、古事記由来の希有な国。
神風の吹く国なのですね。

世界中に猛威を振るう武漢ウイルス。
満開の桜に降る雪が、
やはり異様にも感じました。

映画と言えば、
水俣病の映画は日本で上映予定がないとの事。
残念です。
日本人が観るべき映画なのに。

河野防衛大臣が、グッジョブ!
あの船に、自衛隊の派遣を決めたのは、大臣だそうで。
さすが、やる時はやる。
日本を大切に思う大臣でした。


イタリアが、
あれほど中国人だらけとは知りませんでした。
14世紀の頃もそうだったとは。
リピートする歴史。
スーパーで見つけたイタリアのニンニクが、何か変なで、中国のみたいだった事がありました。
ガッテンでした。
スーパーで選ぶ時、気を付けないといけませんね。
[2020/03/30 00:39] URL | いちじくです。 #- [ 編集 ]


>のん子さん


インドは歴史は古いのですけど、途中400年も英国の植民地にされていたので、家族の系譜をさかのぼっても坂のぼっても植民地時代しかないのが悲しいですね。

インドの優秀な青年は手足を切られて動けないようにしてたのですから、白人の残酷さはチャイナにひけをとりません。


日本が独立の手助けをするまで植民地だったんですもの。
発展するにはもうすこし時間がかかるでしょう。

言語が違う、というのはどこかできいていましたけど、方言どころじゃないようですね。
[2020/03/30 11:44] URL | えありす #- [ 編集 ]


>いちじくさん

この子は運が良かったですよね。
大半の子は不明のまま、臓器提供者となってどこぞで消えていることでしょう。


日本では考えられないことですけど、逆に日本が稀有なのでしょう。

映画「みなまた」が上映されないのは忖度でしょうね。
みなさんが気づきますもの。


下天の妻がそういう血筋であることに。
調べるととんでもない家だと。

そしてそんなのをわざわざもらった下天の低脳さに驚くでしょう。


河野さんのいいところは、
・的確であること
・ネットを一番上手に使っている政治家であること
ですね。

自衛隊の二次感染はゼロ。
ここがすごいです。

マスクも作り始めるとか。
基本、自衛隊は自己完結なのでなんでもできますね。


イタリアって半島国家なので、ちょっとあれな感じがしますね。

日独伊同盟。

なんでああなったんでしょうね。
[2020/03/30 11:50] URL | えありす #- [ 編集 ]

映画
私も見ました。インドの少年が迷子になって、おばさんのお世話になった時、危機感を覚えて脱出した事。

日本では、もしも、、同じく「迷子」を見つけたら、交番に行くのが正しいのに。人身売買されると頭に入っているなんて、やりきれない。

又育ての親の寛大さに、頭が下がります。何処の誰とも分からない、ひょっとすると「障害或いは暴力的」かもしれないのに、引き取り育て、そして本当の親を探すのに背中を押してくれる。

自分が親なので、果たして、私は、このお母さんのように快諾できるかしらと思ってしまいます。

もう昔のあなたは忘れて、今は私だけがママなのよと言いそうです。これではこの青年の心は何時までももやもやしますねえ。。。ムツカシイ。。。
[2020/03/30 11:53] URL | mio #HfMzn2gY [ 編集 ]


この映画、少し前に偶然深夜テレビでみ見ました!
兄弟が列車から石炭を盗んで市場でミルクを買うあたりから見始め、ついつい引き込まれて最後まで見てしまいました。
そしてエンドロールで目にしたものは大きな字で
「 日 本 ユ ニ セ フ 」
…一気に冷めました。
ちなみに映画自体は良かったので見逃した冒頭部分はネットで見ることができましたが、なんだかなです。
[2020/03/30 13:40] URL | ミズホ #- [ 編集 ]


この映画は見ていないのですが、YouTubeでアメリカのまだ比較的若い夫婦が中国の捨子(障害者)を3人も養子に迎えた話を見ました。
その夫婦は結婚前に中国では捨子が年間10万人もいるとネットで見ていて元から養子に向かえるつもりでいたけれど結婚後すぐに奥さんが妊娠したので断念。その後次々に子供が出来て養子のことは忘れてしまっていた。その時点で5人の子持ち。
ある時、登録していた養子支援団体からのメールを見て、ダウン障の女児に一目惚れ。末っ子が嫌がったけれど試験的にひと月迎えたらすんなりいったので養子に迎えることに。 その際に彼女を養育している里親家には彼女と仲好しの視覚障害者の男児がいて二人の絆はとても強く離したら良くないということでその子も養子に。
更にもう一人まだやっと歩きだしたような赤ちゃんも引き取ることに。 そしたらなんと奥さんがまた妊娠。子供達に、また~とからかわれた。お腹の中の子もいれると9人の子持ち!
経済が豊かかどうかは分かりませんでしたが、これはキリスト教の影響なんだと思います。
ブラピ夫婦も何人も養子にしていましたね。かの宗教にも良い面はあるということですかしら。
中国では捨子が10万人もいるということにも驚きです。
最近犬を助けるYouTubeを良く見ているのですが、韓国や中国、インドからの投稿が多くあり、戦後の日本?みたいな侘しさと不潔さ。
GDPが上がっていてもまだまだですね。

いちじくさん情報、映画「Minamata」が上映されないとのこと、どなたかへの忖度以外のなにものでもないですね。怒りが湧いてきました。ジョニデも怒ってるかも。

多くのイタリアのブランド品を作っているのは現地にいる中国人だそうですよ。made in China となんら変わらないそうです。




[2020/03/30 13:59] URL | ミラージュ #- [ 編集 ]


>mioさん



日本では「迷子は警察へ」という概念が稀だと思いました。
先進国ではそうなのでしょうが、インドはまだまだなんですよね。
独立してまもない国。


育ての親。
この映画ではこの子の後にまた同じインドの施設から養子を迎えますけど、この子がトラウマを持っていて自傷行為をする子。

でも、その子も育て上げましたね。

すごいと思います。
その精神は宗教的なものがあるのかもしれませんね。

[2020/03/30 20:38] URL | えありす #- [ 編集 ]


>ミズホさん


子役の主人公くんがなんとも切ない表情だったり、明るい表情だったりでたいしたものでした。


で、なるほど…

のユニセフでしたか。

ああ、なるほど。
その実話自体はいいのでしょうけど、背後がそういうわけでしたか。

もちろん、人身売買、子どもの臓器売買は世界規模で阻止しなければなりませんけど、…
金くれユニセフですね。

[2020/03/30 20:41] URL | えありす #- [ 編集 ]


>ミラージュさん


9人も養子を迎える夫婦。
すごいです。
育て上げる経済力があるならいくらでもいいのですけど。
日本人には理解しがたいです。

宗教のよるものなのか、なんでしょうね。


「minamata」

日本ではタブーなのでしょう。


タブーに触れるような女性が皇后になることなど考えられません。
それを推奨した人。
なにより「この女を所望する」と言った本人こそが罪です。

イタリーブランドはメイドインチャイナ。

笑えますね。

[2020/03/30 20:46] URL | えありす #- [ 編集 ]


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