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えありす万華鏡*
ゲーマー・イラストレーター・音楽家、時に愛国者。どれも自称だけど。万華鏡のようにクルクル変わる日々をえがきます。since2001.9.18
西日本周遊の旅by車<7>
<四日目>


前日の夕方に呉から出雲に着き、出雲そばを食べたけどうちの地元の五木製麺の乾麺そばと違いがない、とわかった。


4日目、朝の早いうちにホテルをチェックアウトし出雲大社に向かう。
ワイナリーがどこそこあって、この地は葡萄が育つのに適しているのかな、と思った。


出雲大社は夫もわたしも初めて。

出雲出身の友人は、里帰りのときには車に子供を二人のせて一人で運転して帰っていってた。

「遠いね」と言うと「高速使うと5時間ぐらいで着くよ」ってけろっとして言ってた。熊本出身の夫が島根の大学に来ていたので、そのまま一緒に熊本に来た、って。
そしてすっかり熊本が地元になってしまってる。
女ってたくましいね。

*↓70畳強の大きさの日章旗。

高さは、平安時代の本殿の高さよりちょいと低く作った、とのこと。

IMG_20191114_090621.jpg


*↓この大きなしめ縄。

広島から北上してくる途中に、しめ縄を作る会館のようなものがあった。
「ここで作ってるとかー」なんて夫と言っていたらほんとだったわ。



ほんと大きいね。

2018年に、6年ぶりに架け換えたしめ縄。
13.5m。4.5t。

出雲大社神楽殿。


IMG_20191114_090906.jpg



*太古、このような↓本殿があったという。
その柱が出てきたというニュースは記憶の片隅に。

わたしは、出雲大社は初めてだけど、この
本殿(レプリカ)は、来たことがある。
しかも登った。

あ、ゲームの中だけど。
だからこれを見たとき、なんか懐かしかった…というのも変ね。

IMG_20191114_104445.jpg

*ゲーム『天外魔鏡』、主人公は、卍丸くん。
いずもたいしゃ、の階段を何度も登ったっけ…

izu.png




*大社の後ろの山々。
八雲山という。

紅葉が進んでいた。
IMG_20191114_103217.jpg



八雲、というと…

ヤマタノオロチ退治をした須佐之男命の歌

八雲立つ 出雲八重垣
妻籠みに 八重垣作る
その八重垣を

「めっちゃ大事にするよ」という妻を愛する歌。

ヤマタノオロチの尻尾から出てきたのが「草薙の剣」。
三種の神器。

有名すぎて、説明は不要かな。

ヤマタノオロチは荒れる川。
それを治水するスサノオ。

治水を優先する為政者はやはり人気。治水は国づくりの基本。
うちの地元も細川さんより加藤清正が人気なのはそのせいかな。

川に流れた大蛇の血は砂鉄。
そして鍛冶。
草薙の剣。

すべては繋がっているんだね。


IMG_20191114_091153.jpg


神社のてっぺんのクロスした木。


千木(ちぎ)。
縦に切ってあると男性の神を祀り、横切りだと女性の神を祀ってある。

出雲大社は男性神なので、縦切り。

伊勢神宮は女性神なので横切り。

isezi.png
※ネットからの借り物写真です


横棒で支えているのは鰹木。


出雲大社。


その日は、傘は不要だけど小雨がときどき霧のように舞い芯から凍えた。
持っていった厚めのショールが役に立った。
観光客(おそらく台湾)は、みんなダウンを着ていた。




大きな神社にも立ててあるこれ↓

IMG_20191114_092117.jpg

*天皇は平成の天皇のこと。
IMG_20191114_092119.jpg

その日は出雲大社では行事が行われていて、神職の人たちが立ち入り禁止の場所でなにやら…

外に白装束の大社のひとがいたので、ちょっときいた。

「あの札に東宮の名前がないのですが」
と。
明確な答えがないので「天皇陛下と皇太子一家はいわゆる同じ一家、というくくりだからですか」と。

すると、ま、そういう感じ、的なこたえ。
あまりわからないみたい。
知らないのか本当のことは言えないのかは不明。

でも「東宮の名前で出したほうがかっこいいと思うけどね」

ふうん。



で、その日は…

「大嘗祭を執り行う天皇陛下」

のいわゆる「応援のお祈りをする」って行事だそう。


へーーーーーーーー


それを聞いて一気に冷めて退散。
それにさ、ここって「縁結び」って言われてるけど…あらら…だめじゃん。


とっとと資料館へ。

大和ミュージアムで出会った「岐阜の一人旅おっさん」が「資料館には是非」と言っていたので資料館へゴー。


そこでのボランティア案内人さんとも、一期一会。
熊本出身だという。

奥さんが出雲出身。自分が出雲で学生をしていたときに知り合い、一度は地元へ連れて帰ったけど、奥さんが出雲に帰る、というので一緒に再び来てしまって今に至るそう。

縁を感じたのか、わたしの専属ガイドさんのように案内してくれた。
ここでも夫とは別行動。


わたしが、この後「下関まで車で行く」と言ったのでポイントとなるべき展示物を案内してくれた。

面白かったのは

「国引き神話」(くにびき)のこと。
これはこの地方の風土記に書かれている。

ゲームでもこういうシーンがある。

kunihiki.png


出雲の国創りをしていた時に、土地が狭いからと、朝鮮半島や北陸のほうなど色々な地方から国を引いた、という話。

「地図もない頃、この位置関係、よくわかりましたよね」
と、言うと「そうなんですよ。古代人の能力は計り知れない」とのこと。

kuibi.png
※ネットからの拾い物。使わせてもらってありがとう。

展示されている絵には、出雲大社のふかん図も。

「大社を上から見ることができる高い山が周りにはないからすごいですね」と言うと「いいところに気づきました。古代にドローンがあったのかも」とか、おやじギャクを。

でも、昔から鳥瞰図と言われるふかん図はあった。
それは周りめぐって上を見上げて、あとは想像でふかん図を描いたのだろうなあ。

ふかん図といったら「妹尾河童」の絵が好きだった。


もともと、出雲大社は熊野大社(熊野古道のではない。近くにある)の分家だとか。
分かれた時に火を忘れ、それ以来
火を熾す「板と棒」は熊野神社へと借りにいくお祭り。

火の代わりに大きなお餅を持参。

そこで熊野側は、「なんやねんちっさいやんか」とケチをつける。
出雲側は「すんません、来年ははずみますよって」。

このしょーもない小芝居をまじでするらしい。

日本中には、面白い祭りがたくさん。




そのあと、国宝のエリアへ。
警備員がいる。


あの


青銅の剣


kendouta.png

出雲大社の東の方、荒神谷遺跡で発見された大量の青銅の剣。

[1]の場所。
出雲大社は左の山のふもと海沿い。
tizukou.png


358本の青銅の剣がこんな感じに並べられていた。
誰が何のために、はまだ不明だとか。

青銅の剣、といったらゲームではかなりレベルが低い剣。
実際には戦闘には使えないので「祭祀」のため?かもとかまだわからない。

douke.png

剣などは全国でもぽつぽつ発見されているけど、大量にこんな風には他にない。

「なにかここにはある」

と、思うのは自然。
さらに、大量の銅鐸も発見された。

卑弥呼の鏡…と言われるものも?
邪馬台国はここか!?

一説には邪馬台国、という固定された集落があるのではなく時代によってあちこちに大きなクニのようなものがあった…のかと。

それだとどこそこで発見される遺物が説明つく。


まだまだ、わからないことだらけ。
考古学者はたまらないだろうなあ。

こうやって、新しい発見があると歴史は上書きされる。
当然。

歴史は修正されるもの

だと知るべき。歴史を捏造するのが隣国。


出雲に行くならば是非、となりの資料館へ。


外へ出て散策。


するとどこそこにいるウサギさん。


usa.jpg


ウサギさんと言えば、大国主命。(おおくにぬしのみこと)

袋を背負ってるあの人。
大黒様。

大国さんとウサギさん。

この大国主命さん、ヤマタノオロチを退治した須佐之男命の5代目の子孫。


何を話しているのかなぁ。

ookuni.jpg

「皮はがれて痛いねん」

「なにかあったん?」

「かくかくしかじか」

「にいちゃんたちも、意地悪やなあ」

「そうでんねん」

「でも、おい、ウサギ。
お前、嘘つきやし、あほや」

「なんでや」

「岸に着いてから『嘘でした〜べろべろばーー』としたらこんな目、遭わへんねんで」

「あ…そやな」

「ワニさんが怒るのあったりまえやんか。おまえが一番わるいわっ!!
兄ちゃんたち、おまえにお仕置きしたんや。
人を騙すとこんな目にあうねんで、って。

ほな!!」

「うわ〜〜ん」


というシーンでしょうか…

違う?
さいでっか…

大国主の兄ちゃんたち、ぜひ、嘘つき隣国にお仕置きを。


大国主命は一番下の弟。
兄貴がたくさん。

「おまえ、ランドセル持てや」

的、いじめ。だから背中に大きな袋。

にいちゃんたちは皮をはがれたウサギに「バンドしぶきに浪の花」(『愛と誠』から。傷に塩を塗り込むというダブルの悪さ)的意地悪を。

不思議な神々。
動物に意地悪をし、弟にもいじめ。

でも、世界には神による、親殺し、子殺しは普通。


沢山のウサギさんを見ながら出雲大社に別れを告げ、駐車場へ。
入れ替わりに観光バスが山のように客を運んできた。
早めに来てよかった。
すでに、出雲大社は「じんじゃアミューズメント」になっている。


特亜率は、そこそこ。
台湾人だと思われる。
ニダ族は見なかった。


大社の近くにはたくさんの蕎麦屋。
行列ができているけど、スルー。

どこかで食べ物は調達しよう。

冷え込んだ体を車のエアコンで温める。

家をでてきた時には冷房を入れてたのに、ね。


つづく

※誤字脱字、訂正加筆はのちほど。




コメント

いや~えありすさんの旅行記は盛沢山ですね。

神代の時代から現代への歴史物語も入っています。

邪馬台国は奈良説もあります。他にも似たような話も多いのでしょうね。その時代の人が現在の日本を見たらどう思うでしょうね。
[2019/11/30 00:53] URL | のん子 #Xlf.8pIU [ 編集 ]


>のん子さん


ほんとこういう場所を見て回ると日本のすごさを目の当たりにします。
面白いんですよね。


国引きの話は、なにを意味するのかとか想像が膨らみます。

飛行機がダメなので海外旅行は無理。
でも、国内にこんな面白い場所がどこそこあるので

「ディスカバリージャパン」

ですね。

[2019/11/30 10:29] URL | えありす #- [ 編集 ]

懐かしい
大昔のまだ20歳だった頃、ロングヘアでスッピンの田舎娘は、縁結びなんぞの事も知らず、このしめ縄の前で画像と同じ位置で、同じ角度で記念写真を撮りました((*_*)

島根県は雨の多いところで「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるとか。私の時も小雨でした。

懐かしい写真、いつかもう一度行きたいです♪

今は何処へいっても、かの国の五月蠅い連中ばかりで、ウンザリなんですが。
[2019/11/30 18:53] URL | mio #HfMzn2gY [ 編集 ]


>mioさん


神話のふるさととしてのこの土地の価値はありますよね。


縁結び、というらしいですけどそこのご長男さんと高円宮の次女さんはうまくいってないようですね。

なんか…ですね。


行かれる時は隣の歴史観(資料館)へぜひ。

[2019/11/30 19:03] URL | えありす #- [ 編集 ]

謎が多い古代史
>えありす様

今の歴史学者の連中は中共や韓国の顔色ばかりを窺うので、まともな歴史研究は期待出来ません。だから邪馬台国が何処に有ったのか未だに解らない(或いは明らかに出来ない)のだと思います。

今の歴史教育では不採用ですが、歴史書の方の『三国志』には当時の日本が朝鮮半島に進出していた事がきちんと書き残してあります。そして、日本書紀や古事記にはそれを成し遂げた人物として神功皇后の名が記されています。倭国大乱が2世紀後半で、神功皇后もまた内戦に勝って政権基盤を固めていますから、神功皇后と卑弥呼は同じ時代を生きたのかも知れません。

私が思いますに、卑弥呼は何処のクニの長かは別にして、地方政権の長以上でも以下でもなかったのでしょう。『三国志』の記述によれば、当時は既に前方後円墳が流行し始めていたというのに、卑弥呼の墓は円墳でしかもメートル法で言えばせいぜい直系100メートル前後に過ぎなかったのですから。

一方、箸墓古墳はある皇女の墓とされていますが、当時最大の古墳に何代目かの天皇の一皇女を祭るのもおかしい話です。三韓征伐を成し遂げた神功皇后こそ箸墓古墳にまつられるに相応しい人物かと思われます。皇族の男系女子ですが、日本に帰化した元新羅人の子孫でもあった事が災いして後に粗略な扱いを受けたのかも知れません。



それはさておき。大国主命ならば優しく接したでしょう。

「お前がワニ達を騙したのもいけないが、お前に意地悪をした兄達の振る舞いは恥ずかしい限りだ。本当に申し訳ない。兄達に代わって謝ろう。お詫びに、お前の体を治させて欲しい。それで許しては貰えないだろうか」

そして、かくかくしかじかと、ウサギの怪我を治す方法を教えたのだと思います。仮にも神様が、兄達の不始末の尻ぬぐいとは言えウサギに謝った事実は恥ずかしいので、古事記では伏せられたのだと思います(と、妄想)。

他人に意地悪をする神々では、嘘つき隣国と意気投合しかねません。ここはやはり大国主命に成敗して頂きたいものです。

駄文につきましてはどうかご容赦下さいませ。それではこれで失礼致します。
[2019/12/01 21:42] URL | まゆゆファンММ #- [ 編集 ]


>まゆゆファンMMさん


古代史はとにかく不明なことが多いですね。

日本は悲しいことに文字で残されていませんから中国の残した資料でしかわかりませんし、それもどこまで真実かなどわかりません。


だからこそロマンなのかも。


朝鮮半島は「三国史記」では日本が入り込んでいるのがみてとれます。


古墳も半島にあり、それが朝鮮半島を支配した証拠なのですけど発掘されたら韓国は埋めちゃったらしいですね。



大国主さん、はい、優しく接しましたね。


わたしは、わたしなら嘘つきをこらしめるほうがいいのでは、と想像しました。w

[2019/12/01 22:50] URL | えありす #- [ 編集 ]


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