日赤から「元々のかかりつけ医院」にデータと共に移った。
*その後の病状の管理
*薬の処方
がされている。
元々のこの医院が「小児科・内科」ぐらいだったら無理だったけど、たまたま
「小児科、内科、循環器科、胃腸科」
だったので、託された。
「寿命はどのくらいありますか?」
医師に問うた。
寿命というのはわたしの、ではなく人工血管の。
前から話したとおり、心臓から出たすぐの動脈が乖離(破れる)という原因不明の事故のような病気を発して緊急手術をした。
10リットルの人さまの血をもらい、人工血管で命をつないだ。
昨年の7月の18日のこと。
市民病院に救急搬送され、CTで大まかなことが判明したけど、処置不能のため日赤に。
すでに、症状の大まかなことが伝達されていたのか、後は血管の場所の特定のために造影剤を入れてのCT。
あのドーナツの中に入った。記憶は途切れ途切れ。
日赤の執刀医の
「今から…(不明)…の…(不明)…をしますからね…(不明)…」
の言葉に
「はい、そのとおりにおねがい…(不明)…しま…(不明)…」
と答えあとはまじの不明。
あのまま死んでもわたしにはわからなかった。
でも、答えた時、死ぬとか全然思わなかったけど…
かかりつけ医師によれば、一時間ごとに致死率が高まるとか。
わたしの場合ラッキーだったのは家での発症で身元もわかっていて、気を失わなかったことや、すでに横になっていたので倒れて頭がーんと打つこともなかったこと。
息子が帰省していて、ドタバタ劇の時に酔っ払って帰ってきたけど冷静な判断をしたこと。
夫がわたしの電話に気づかなかったことが一番のネックだったけどね。でも、スマートウォッチさまさま。
あれが夫を気づかせてくれたから命拾いだわ。
そうそう、先日の医者ドラマを見てしまって…ちょっと自分に置き換えて想像してゾゾゾ、となったわ。
夫に、今まで聞かなかったことを尋ねた。
「ね、ドラマみたいに『先生、たすけてください』とかすがった?」
って。
そんな場面、ナッシングだって。
「じゃ、手術室から出てきたら執刀医が『もう大丈夫ですよ』とか言ってストレッチャーで運ばれるわたしにみんなで(夫と子供たち)が声かけた?」
「手術室からそのまま集中治療室だから医師も出てこんし、看護師が処置しててなにも…」って。
だよね〜〜〜〜
「ここからならちらっと(わたしが)見えますよ」と遠目のガラス越しだったそう。
ドラマはドラマ、だよね〜〜
リアルはもっと事務的。
それに患者はわんさか。一晩にいくつ緊急手術があるのか。
その後、集中治療室に入ってる間は全く接触なし。
そのあとも、もちろんこのコロナなので面会謝絶。
日赤は鍵付きの病棟内側に軟禁。鍵のかかったドアガラス越しに荷物はナースが受け取った。
転院先ではマジの軟禁。一切面会なし。
テレビ電話できる人はそれだけ。
娘があとから言ったのは手術室入る前にナースが「大丈夫ですよ、お母さんは(病気発症平均年齢より)若いですから」と言ったとか。
昨日、かかりつけ医師に人工血管の寿命をきいた。
自分の祖母二人が92歳まで生きたからその年齢ぐらいまで大丈夫だろうか、と。
人工血管に関しては軽く
「大丈夫ですよ」
ですって。
当たり前だけど、人工物は大丈夫であって、他の臓器とかは別問題。あとは個々の体力などの問題。
相変わらず痛みは続く。
単なる痛みは痛みだけで捉えられるけど、こういう病気を体内に持つと
痛みと並行して死への恐怖
が存在する。
これと戦うのがプチつらい。
胸に手をあて撫でる。
「手当て」。
「がんばれ、おれ」(鬼滅の主人公君のセリフ)
*(病気は)順調に回復していると思われる
*骨の痛みはそれぞれなので、いつまで続くかはわからない
とのこと。
それもわかっている。いつかは痛みも取れることもわかっている。
痛みがあることには慣れているけど痛いのにはなれない。
医師は日赤からのデータをパソコンで出して手術の手順を事細かく説明し始めた。
乖離(破けた)した血管を取り除いて人工血管に置換したのかと思ったらあかんようになった血管はそのまま。
その内側に人工血管を入れたんだって。ステントという網網も。
22ミリ9センチの人工血管だそうで…
「ど、どうやって…」
縫い物技術、当て布、ボンド
などなど、まるで裁縫のようなことをするみたいな話だった。
それがミクロの世界で、医師が目に顕微鏡みたいなのをしてする、と。
脳に行く血液が止まらないように、ここ(首)から…云々…
「脳に後遺症が残るかも」という家族への説明はこの時の施述の上手い下手なのかも。
幸い、脳にも四肢にも後遺症は残っていないみたい。
ちょっと忘れたりしたら「後遺症ばい」とごまかす。
時々の手足のしびれはあるけど、頻度は下がった。
鼠蹊部を切って(太ももの付け根。9センチぐらいの切り口がある)ここから…云々。
その間、心臓を一旦止めて人工心臓で…云々。
冷やして云々…
げげ〜〜〜〜〜〜〜
いわゆる町医者なのにやたら詳しかった。
術式が全部、頭に入っている。
外科ではないけど、そういう理論は頭に叩き込んであるのだろう。
わたし一人にこんなに時間かけていいのか、と思われるほどきちんと説明してくれた。
胸骨をどう繋げてあるかなどレントゲン写真を見せて手で「こうやって」と。
待合室に出た時、時計をみたら30分経っていた。
午前中は診察受付名簿、ぎっしりだった。
右の欄まで。
午後は一番で来たつもりだったけど、わたしの前におじさんが一人。受付に名前記入して一旦、家に帰ったか。
わたしが診察室を出た時には二人が待っていた。
ごめんよ。待たせたね。
診察前にナースが血圧を測ってくれた。
106と67かそのくらい。
右で測ったから「左で測って」ともう一度。
あまりかわらない。
え?
家だともっと高いけど。
家のは手首で測るパナソニックの。
ナースが手首のほうが高く出る、とのこと。
ふーん。そうだったのか。
古いからこれも正確かどうか。
目安にすればいいだけ。
医師がわたしが携帯に入れた血圧データで「そんな高いことはないですね」と。
血液さらさら薬と降圧剤を処方されているけど…なんか時々ふらふら…貧血のような。
そんな時、血圧測ってみるとそんなに落ちていない。
因果関係がわからん…
お茶を飲む時、咳き込んでしまってゴホゴホしながら血圧測ってみると175。
そりゃそうだわね。
てか、なにやってんだか。
だから咳き込まないようにしないと、ってこと。
咳をする時は、胸を押さえてとかってその関係?
ホールインワンして興奮して…というのも今ならわかるわ。
いわゆる、ふくじょーし、というのも、わかるわ。
夏が近づくと降圧剤のミリ数を減らしてもいいとか。
冬はやっぱり要注意らしい。
うちはトイレもどこもかしこも同じぐらいの温度。
次は30日後。2月には日赤でのCT検査。
ともあれ、一年を目安に生きてみよう。
って、長生きしてこの世を見てやるぞ、かな。
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アメリカのこと。
トランプの演説をどう捉えるか。
篠原さんの解説が落ち着いてしっくりいった
及川さんのもいい。
マスゴミが**なのは周知。
それにしてもネット社会になって素人さんたちが必死でその情報を集め、発信しているのが感動する。
海外の邦人が発信したり、和訳してくれたり。
ネットの世界は玉石混淆。
その中にいるわたしたちはどれをどう見分けるか。
大事。
情弱のまま、オールドメディアに騙される者がいたり、あっち側の人間がいたり…