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えありす万華鏡*
ゲーマー・イラストレーター・音楽家、時に愛国者。どれも自称だけど。万華鏡のようにクルクル変わる日々をえがきます。since2001.9.18
*オタクの話です・『FF7 リメイク』スクエニは本当のリメイクをしたいのだろか。プチ考察
ゲーム作品が「リメイクされる」というと、たいていは画像が美しくなって再登場、だと思う。
『バイオハザード2』もリメイクされた。
画像がより鮮明になり恐怖も増す。

リメイクはそういうものだと思っていた。
みんな思っていたはず。


だからFF7リメイクはあのポリゴンのカクカクした人間が、『FFアドベントチルドレン』(映像作品)のように美しい画像で生まれ変わるだけだ、と思い込んでいた。

*FF7アドベントチルドレンの後半の一部↓
バハムート戦とバイク3人を追うクラウドくん
トンネルでのバイクチェイス、ありえへんわ、という重力無視のバトルは圧巻。
作中で「かあさん」と呼ばれるBOXにジェノバ細胞が入っている。



この美しい画像で原作がリメイクされたら、というわたしも含んだファンの願い。
それがやっと叶った。

かわいいクラウドくんをこの手で(コントローラーで)操作する快感がかなった、とみんな喜んだ。

しかし…


物語をすすめると…
あれ?

と。

ほぼ全員が原作を知っているゲーマーたち。
これ…なに?こんなんないぞ。
なにこれ?
はあ?
状態。


最初の爆破ミッションを終えたクラウドが街の中を集合場所まで帰るときにエアリスに出会う。
ここはお約束どおり。


そのとき、エアリスはなにかもやもやした灰色のモノに攻撃、ではなく妨害されている。

ん?

もちろんゲーマーたちは、それが原作にないものだとすぐに気づく。

そしてクラウドの見るセフィロスの幻影。これも原作にはない。
「こんなしょっぱなからセフィロス様を出していいのか、安売りすんな」と言いたけど。


この灰色のもやもやは要所要所で出てくる。

一体なんなんだ。原作を知っているものには何がなんだかわからない。


これは今作の「リメイクチャレンジ」の一つであり、黒いもやもやたちは「原作からはずれようとする」場面に出てくる『運命の番人』だという。
原作からはずれようとすると修正しようとする。

ここのシーンでは、壱番魔晄炉の爆発で街にも影響があり、家に戻ろうとするエアリス。
その足を止めている感じ。

そのまま帰ったらクラウドと出会うことはない。出会わないなら物語はすすまない。

原作に戻さねばならない、と。
エアリスとクラウドの運命は、ここで巡り逢うこと。
エアリスを家に帰してはいけない、と干渉してクラウドが来るまで足止めをする。


運命からはずれようとしたらなにがしかの作用をし、原作ルートに戻す。
これが『運命の番人』と言われるフィーラーの役目。

そういうシーンがいくつもある。
キャラたちがなにかイレギュラーなことをしようとするとフィーラーが現れる。
そしてやっぱり原作どおりにいく。


例えば、伍番魔晄炉爆破には、原作ではバレット、ティファ、クラウドのメンバー。
しかしリメイクでは「バレット、ティファ、ジェシー」になる。
だけど、フィーラーの出現でジェシーは足に怪我、結果、クラウドが行くことになり原作どおりに。

そういうシーンが多々。

だけど、ミッドガルを出るとき、この運命の番人を倒してしまう。
すると、定められた運命は白紙になる、と。

フィーラーを倒したこの先は自由。
自由はこわい。

と、エアリスが言う。


星の声、生命の巡り、を悟り聞くというセトラの唯一の民であるエアリスはその宿命を知っているかのよう。


数数のエピの中で、もしかしてこのエアリスは

2周目のエアリスなのではなかろうか

という仮説が生まれた。

最近の物語の手法として

ループもの
パラレルもの
分岐もの

がある。


・もう一度生まれ変わってここを修正していく…
・あ、また同じ場面にもどってしまった…なにが間違っていたのか…
・なにを変えると未来が変わってくれるのか…(この前のテセウスの船っぽい)


などなど。


一周目の自分を覚えているからこそ、2周目でなんとかしたい…と。

選択肢でなにを選んだかでパラレルでその世界があるのではないか、という仮説のもと。

例えば、この電車に乗ることで進む人生と、乗らないで進んだ人生。
この人と出会うことで変わる人生。

出会う一瞬前に、モノを落としてしゃがんだことで出会わなかったその人。

例えば『オルフェウスの窓』のユリウスがクラウスを探しにロシアに行く。
駅についたユリウスは一瞬しゃがんで荷物の陰になる。
愛しいクラウスがその横を通るが…


自分が選んだ道、世界。
自分が選ばなかった道、世界。

どちらの世界ももしかしてパラレルワールドとして存在しているのではないか、と。
自分が選んだ世界は自分が見ているから知っている。
だけど、選ばなかった世界は知らないから存在しない、と思いがちだけどパラレルとして存在しているのでは、という考え。

今があるのは、どの選択肢が作用しているのか。


その模索の中でもがいているのがセトラの民であるエアリスなのではないだろうか、と大胆な仮説を立ててみた。

「わたし、迷子になっている」とエアリスが言う。

彼女の迷子とは、どの世界線、時間軸が正解なのだろうか…とわからなくなっているのか。
いろいろな世界線を生きてきて今がどんな世界線なのか、と。


迷子というとクラウドもそう。
伍番街から七番街に帰れないリアル迷子のクラウド。
そして、自分が一体誰なのか、何者かわからない迷子。
だからゴールドソーサーでエアリスがいう。

「あなたに会いたい…」
セフィロスコピーではなくクラウド自身に、と。

d0372513_13114206.jpg
by・えありす



「あなたに会いたい…本当のあなたに…」と。

エアリスはとっくに気づいている。
クラウドがセフィロスコピーであることに。
しかも失敗作として。
ナンバーさえ打ってもらえない宝条博士の失敗作。


エアリスの願いはみんなが、自分も含めてメテオ(隕石)が落ちてこない世界に生きていること、かもしれない。

もしかして、ザックスが生きている世界線に自分が戻りたい、と思っているのかもしれない。

だけど、最後のムービーをみると、エアリスの時間軸と、ザックスが生きている時間軸は別だとわかる。


*原作(FF7クライシスコア)では、ザックスはバスターソードをクラウドに託し壮絶な死をとげる。エアリスにあったらよろしくな、と。

そのザックスが生きてクラウドをかかえミッドガルを目指す。
zakuc.png

ミッドガルを出るクラウド、エアリス。
クラウドを助けながらミッドガルを目指すザックスとクラウド。

すれ違うけど、気づいているのはエアリスだけ。
sure.png



気づいているのはエアリスだけ。
でも、世界線が違うのでどうしようもない。
自分が生きている今の世界ではザックスが既に死んでいることを知っている。

動画↓でのこの表情は泣けてくる。


er.png



*6分30秒ごろから。
歩いてくるクラウドを抱えたザックス。すれ違うけど気づかない。

クラウド・ストライフ。クラウドは雲。ストライフは「闘争の兆し」とかいう意味。
ザックスはザックス・フェア。フェアは晴天。
空の変化にも注目がいく。



ミッドガルを目指す瀕死のクラウドを抱えたザックス。その先にその世界線にエアリスはいるのかどうか。
事件がないならエアリスは養母と共に伍番街スラムの花咲く家にいるはずだが…

ザックスはミッドガルに着いたら、クラウドと『なんでも屋』を開くといっていた。
どこかに部屋でも借りて、廃人同様のクラウドの世話をしながらエアリスを探し『なんでも屋』をするのだろうか。

7番街ではないならクラウドはティファと会う可能性は減る。
ティファとの再会は無理かもしれない。

でも、ザックスとクラウドは神羅のお尋ね者。


しかし神羅の手がエアリスにもとっくにのび、すでに家にいないかもしれない。
原作でも今作でも神羅に拉致されたエアリスをクラウドたちは助けに行った。

では、ザックスが神羅ビルに拉致されているエアリスを助けに行けるのか。
クラウドと一緒に?
そもそものセフィロスの暴走をどう止めるのか。

など

「イフ」

を考えられることばかり。




FF15では、主人公ノクトくんとその従者3人の運命の切なさに、「イフ」バージョンがある。
*FF15。主人公ノクト王子(左から2番目)と、従者3人。命をかけて王子を守る。
201812311637161cb.jpg



FF15でもその『イフ』をしたので、その手法に近いものを持ってくるのか。
わからない。


今回の

FF7リメイクは原作物語のまだ序盤もいいとこ。
最初の街ひとつをしただけ。

続編がこれからどんな展開になっていくのか。
普通に原作どおりにいかないことはすでにわかった。

『運命』つまり原作は白紙だと堂々と公言したスクエニ。


どういう味付け、脚色、演技…どう描いていくのか…
展開が全く読めないからドキドキする。


リメイク発表から出るまで5年。
もう、また5年かかることはないとして。


次のカームの街は、ヴィンセントを主人公としたスピンオフ作品の『FF7ダージュ・オブ・ケルベロス』である程度の下地があるだろし。


ループものか、パラレルものか。
それもわからない。

運命に引き戻すフィーラーたち。
フィーラーたちを『原作大好きファン』と例える人もいる。


原作では7番支柱の闘いで死んだはずのウェッジ。
でも彼は生きていて神羅ビルでクラウドたちを助けた。
だけど、原作(フィーラー)によって下に落とされ死んだ(と思われる)。

しかし、クラウドたちが『運命の番人』を倒したことで7番支柱で死んだとされたビッグスが自分が育った孤児院の二階で寝ていた。
では、ウェッジは?ジェシーは?不明。


原作厨が原作に引き戻す…
だけど、そのフィーラー…
運命の番人を倒す。

そして『未来は自由だ』とエアリスに言わしめた。


物語は原作にとらわれない自由度を得た、のかもしれない。

それか、分岐点で選ぶ道を作るのかもしれない。
どちらにせよ、とても大胆、かつ勇気あるリメイクが進行しようとしている。

リメイクの意味にとらわれず、その概念を打ち破る挑戦をスクエニはしているのではないだろうか。


「そんなのFF7じゃない」と言う人もいるだろう。
それが原作厨。

わたしは、自由なリメイクをしてほしい、と思う。
フィーラーを倒し、未来は自由なんだから。


とここまでで考察は一旦終了。



※誤字脱字、勘違いなどがありましたら修正します。





プロフィール

えありす

Author:えありす
ようこそ『えありす万華鏡』へ。
ブログ主の『えありす』です。

▼今夜のおかずから猫のハナシ。
時にはオタクなハナシやクニのハナシもします。
万華鏡のように七変化をするブログです。

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