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えありす万華鏡*
ゲーマー・イラストレーター・音楽家、時に愛国者。どれも自称だけど。万華鏡のようにクルクル変わる日々をえがきます。since2001.9.18
西日本周遊の旅by車<5>
<三日目>


広島のアパホテルを出てすぐ


大和ミュージアム

に向かう。


この日は、呉の大和ミュージアムから出雲へ移動予定。
ここは瀬戸内海。
出雲は日本海側。しかも山の中を通る縦断。

移動のことを考えると行動は早めに。
広島市内から呉へはまた混んでいた。


開館と同時に入場。


館内に入るといきなり10分の一スケールの大和

戦艦大和

バトルシップ大和。

空母ではなく戦艦。

主砲があり、大砲がある。

波動砲を撃つ穴はないけど…
あ、それはスペースバトルシップヤマトね。


IMG_20191113_114616.jpg

本物の大和は全長263m。

この呉で造られた。

この美しいシルエット。
この美しさは海外の人も魅了する。


艦橋のフォルムの独特さ。
宇宙戦艦ヤマトの絵をよく描いていたので、見なくても描けるのがわたしの自慢。
艦橋に沖田線長と古代くんがいた。

宇宙戦艦ヤマトは沈んでいた大和をリフォームしたという設定。戦闘機ブラックタイガー、のちのコスモタイガー。


ガラスの向こうは呉の海。

当時、隠すように大和を作っていた。
山の上に登ることは禁止。
山の上の民家は窓を板で封鎖、とか。
節穴から覗いていたらしい。

呉の人は周知。
「なにか、とてつもない大きな艦を作っている」と。

ここから大和は出港する。
連合艦隊旗艦となり山本五十六が乗った。
ミッドウェイ、レイテ。
さまざまな作戦に出撃した。

そして最後、沖縄へ向かう途中撃沈。

何も知らないひと、知っててわざと言う人がいる。

「沖縄は見捨てられた」と。

そう言って「日本は悪い国だ」と被害者ぶりたい。

そして、それに騙されて自分で調べることなく、したり顏で言う人もいる。

ちょっと知った議員の秘書、

「でも、沖縄は捨て石にされたんですよね」と言ったので、きちんと教えた。

「議員の秘書たるもの、きちんとした歴史を学びなさい。とくに近現代史は国家観と密接な関わりがある。一番大事な国家観を学ばないでどうする」と。

この大和は沖縄に向かっている途中で撃沈された。
捨て石にするなら沖縄に向かう?

大事な大和に3000人以上を乗せて沖縄に向かう?
捨てておくでしょう。


沖縄に特攻機が1000機向かったのは?
内地から沖縄に出向いた兵士の数、知ってる?

見捨てられたと思う?


江田島にいた父は大和を見たことがある、と言っていた。
本当だろうか。
角度としては見ることは難しいはず。

でも、学校の裏山に登る訓練をしていたと言うから見たかもしれない。
他の艦と錯覚したのかもしれない。
それでも「あんな大きな艦があるなら皇国日本は大丈夫だ」と思った…のかも。

うちの母はその頃、「いかん、負けるばい」と、少女でも肌で感じていたとのこと。
竹槍でB29を突くなんて、と。
でも、それは米兵が侵攻してきたらのためなんだろうな。


大和を上からも下からも見ることができるような館内の設計。

IMG_20191113_104521.jpg

日露戦争の日本海海戦で勝利した経験。
ロシアのバルチック艦隊を破った勝利の経験。
それを忘れられることができなかった日本。

大鑑巨砲主義はWW2ではすでに通用しないことを日本は知らなかった。
大鑑さえ作れば、と。
すでに、時代は空だった。

「進撃の巨人」のキャラ「ミカサ」はもちろん日露戦争時の「旗艦・三笠」から。

IMG_20191113_105008.jpg


こういう施設に来ると基本、わたしと夫は別行動。
それぞれのペースで見て回る。

ところどころに案内人がいる。

資料室で案内人にいろいろきいているおっさんがいた。
どんな話をしているのか耳ダンボ。

「ほうほう、ふんふん」
耳ダンボにしてわたしも聞く。

ついつい…
おっさん、案内人さんの会話に入っていてしまった。

話がはずみ、日露戦争のことや、護衛艦いずもに載せる戦闘機の話まで。
今のいずもの甲板をリフォームして戦闘機を載せるように…とかの話からカタパルトの話まで。

今に電磁カタパルトになるのか、それともハリアーのようなF35を…云々。

案内人さんは「ついていけません」ですって。
そうよね、案内人さんは余談という引き出しは持っていない。

そのおっさん。
岐阜から車旅。

2週間を予定しているとか。
そのために仕事を辞めたと。
奥さんは付いてこなかったこと。

出雲から巡ってきたこと。

「わたしはこれから出雲に向かう」と。
すると「出雲そばをどこそこ食べてきたが、信州そばがうまい」とのこと。

彼はこれから太宰府に向かい、そこで一泊。
太宰府…高速を使えば行ける。

その次は熊本。
熊本城ではなく武蔵の墓。
東、西の墓とも知っている。

武蔵が晩年、五輪書を書いたと言われる霊巌洞に行きたいとのこと。

そのへんはまかせとけ。
武蔵に縁がない家系ではない。

「五百羅漢さんは、すごいので是非」と。
できれば島田美術館も、と。

その後は、知覧。
巡って宮崎の方へ出て、宮崎方面から高千穂へ行くと。

高千穂なら任せとけ。

高千穂神社もだけど、天岩戸神社と、天安河原(あまのやすかわら)はけっこう歩くけど行く甲斐があると説明。

天岩戸神社は社務所に言えば、右から開けてもらって案内してくれ御神体を拝むことができる、と。


その岐阜おじさん、出雲にも行ったけど石見銀山も行ったと。

今回、うちも石見銀山もコースに入れていたけど、出雲からその日に下関に着かねばならない。ホテルを下関にとってある。


銀山は出雲から下関の途中、日本海側にある。
でも、そこに寄る時間がどうも足りない。
わたしの計画ミス。


そこで石見銀山のリアルな情報をきいた。
所要時間がけっこう必要みたい。

思い切って銀山はカットした。
鯛生金山とか行ったことがあるので雰囲気はわかるし。

けっこう話し込んでからその岐阜のおじさんと、分かれた。
一期一会。


大和の隣のエリアには零戦。


なぜかわからないけど、泣きそうだった。

子供の頃、ときどき聞いた母の話。
話は盛ってあったりちょっと空想が入っていたかもしれない。
だけど、少女が戦争を目の当たりにしたのは事実。


田舎の村の上までB29が来たこと。
市内が空襲されたのとどういう前後かはわからない。


少女の母は、空襲警報がなっても親戚の子と豆ちぎりをしていたこと。
そのB29から機銃掃射をかけられ危機一髪のがれたこと。

小さな麦わら帽子がたった二個揺れていただけなのに機銃掃射をかける鬼畜米兵。
国際法違反。
非戦闘員を殺すのは国際法違反。


IMG_20191113_111543.jpg

ふるさとの海の上でB29と零戦が戦ったこと。
零戦が海に落ちてみんなが落胆し泣いたこと。

zero.png


機体を軽くするために防御をしっかりとしなかった零戦。

泣けてきた。

「あと半年もすれば特攻していた」

と、言っていた父。
ほんとかな、と思うけど特攻隊は海軍兵学校出身者もいた。

飛び立つだけでいいんだもの。着陸訓練なんてしなくていい。
でも、きっと父は突っ込んでもはずして無駄死にしただろうなああ…
車の運転もへたくそだったもの。
その時は、わたしは今ここにいないけど。
別のどこかで生まれた、かな?


石坂浩二が寄贈した旭日旗はしまってあった。
見たかったのに。



大和ミュージアムの外には、退役した潜水艦。
16年まで潜り続けた「あきしお」

日本がつくる潜水艦は原子力でもないのに静かでどこにいるかわからないとのこと。

訓練で鬼ごっこをしても見つからないのでわざと音を出して鬼ごっこするとか。
その技術は真似ができない。
さすが、日本。
隣国の潜水艦は潜ったら浮上できない作りだとか。
笑えない。兵士が犠牲になった。
中国のはものすごい音なのですぐわかる。

なぜ、中国が沖縄を取りたいか。

地図を逆さにするとわかる。
日本列島が中国の太平洋へ出るのを邪魔している。
東シナ海は浅い。潜水艦で出てもわからないように太平洋へ行きたい。
だから。


大きさは車と比べるとわかる。
ここも中に入れたけど、出雲へ向かわねばならないので外からだけ見た。

IMG_20191113_105608.jpg


大和ミュージアムは本気で見て回ると1日かかる。
そのためにチケットを見せれば出入り自由。

施設の前には大型ショッピングセンターがあるので、食事をしてきてもいい。
わたしが売店で色々買っている頃は、どやどやと見学者が一気に増えてすごかった。
外国人もそこそこいた。
少なくとも、「あるある」「ニダニダ」の声は聞こえなかった。


名残惜しいが、大和ミュージアムに別れを告げ一路、出雲へと向かう。


つづく

※誤字脱字、訂正加筆はのちほど





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ブログ主の『えありす』です。

▼今夜のおかずから猫のハナシ。
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